【最高難度・数学クイズ】5回だけ曲がるロボット

光る格子の床で道順を考える小さなロボット。中央に「5回だけ曲がるロボット」の題字。

難易度: 5/5(かなり難しい)
同じ難易度の問題を見る

問題(5回だけ曲がるロボット)

縦6マス・横6マスの正方形のマス目があります。

ロボットは左下のスタートから、右上のゴールまで、マス目の線に沿って進みます。

ルールは3つです。

  • 右か上に、1マスずつ進みます。
  • スタートとゴールを結ぶ対角線より、上側には出られません。対角線上は通れます。
  • 進む向きを変えるのは、ちょうど5回です。
6×6のマス目。左下がスタート、右上がゴール。対角線より上側は灰色で通れない。
白い範囲と対角線上を、右か上に進みます。

ここで「曲がる」とは、右から上、または上から右へ、進む向きを変えることです。スタート時とゴール時は数えません。

条件に合う道順は、全部で何通りあるでしょう?🧠

例えば、「右2→上2→右2→上2→右2→上2」は、向きを5回変えるので、条件に合う道順の1つです。

ヒント

最初の1歩は、右と上のどちらに進めるでしょう?最後の1歩も考えてみましょう。

同じ方向へ続けて進む部分を1つの「まとまり」として見ると、5回曲がる道順を整理できます👀

問題の答え

答えは、50通りです。

右へ進む3つのまとまりを10通りに分け、それぞれで対角線を越えない上向きの進み方を数えると、合計50通りになります。

詳しい解説

道順を1本ずつ思いつくままに描くと、数え忘れたり、同じ道を2回数えたりしそうですね。

そこで、曲がる場所で道順を区切って、順番に場合分けしていきましょう😊

① 最初は右、最後は上になる

スタートからいきなり上へ進むと、対角線より上側に出てしまいます。だから、最初は必ず右です。

最後の1歩を右にするには、その直前に「右へ5マス、上へ6マス」の位置にいなければなりません。でも、その位置も対角線より上側です。

だから、最後は必ず上になります。

② 5回曲がると、6つのまとまりができる

曲がるたびに、右と上が入れ替わります。最初が右で、5回曲がると、次の並びになります。

右 → 上 → 右 → 上 → 右 → 上

矢印のつなぎ目は5か所。右向きが3まとまり、上向きも3まとまりです。

それぞれのまとまりでは、少なくとも1マス進みます。0マスのまとまりを入れると、その場所では実際に曲がっていないことになるからです。

右2、上2を3回繰り返す道順。向きを変える5か所を丸数字で表示。
右→上が3回、上→右が2回。合計5回曲がっています。

この例では、右の3まとまりが「2・2・2」、上の3まとまりも「2・2・2」です。

③ 右へ進む6マスを、3つに分ける

ゴールまでには、右へ合計6マス、上へ合計6マス進みます。

まず、右へ進む6マスを、3つのまとまりに分けましょう。すべて1以上にすると、次の10通りです。

最初の右2番目の右最後の右
1マス1マス4マス
1マス2マス3マス
1マス3マス2マス
1マス4マス1マス
2マス1マス3マス
2マス2マス2マス
2マス3マス1マス
3マス1マス2マス
3マス2マス1マス
4マス1マス1マス

最初を1マスにすると、残る5マスの分け方は「1と4」「2と3」「3と2」「4と1」の4通り。

最初を2マスにすると残る4マスを2つに分けて3通り、3マスなら2通り、4マスなら1通りです。最初を5マス以上にすると、残りを1マス以上ずつの2まとまりに分けられません。

4+3+2+1=10通りで、全部です。

④ 対角線を越えない条件を、数で確かめる

対角線上は、「ここまで右へ進んだ数」と「ここまで上へ進んだ数」が同じ位置です。

例えば、右へ2マス、上へ2マスなら対角線上。右へ2マス、上へ3マスだと、上側に出てしまいます。

つまり、いつでも「ここまで上へ進んだ数」が「ここまで右へ進んだ数」を越えなければよいのです。

右へ進んでいる間は、右の数が増えるので、この条件から外れることはありません。注意するのは、上へ進むときです。

上へ進んでいる間は上の数が増えていくので、それぞれの上向きのまとまりを進み終わった位置を確かめれば、その途中も含めて判断できます。

⑤ 右が「2・2・2」の場合を、詳しく数える

この場合、道順は次の形です。

右2 → 上○ → 右2 → 上○ → 右2 → 上○

最初の上向きのまとまりを進むとき、右には2マスしか進んでいません。だから、最初の上は1マスか2マスです。

2番目の上向きのまとまりまでには、右へ2+2=4マス進んでいます。だから、最初と2番目の上を合わせて4マスまでなら大丈夫です。

最後の上向きのまとまりの前には、すでに右へ6マス進んでいます。上は残りを進めば6マスでゴールになるので、ここでは対角線を越えません。

上向きの3まとまりを順に並べると、次の5通りになります。

最初の上2番目の上最後の上
1マス1マス4マス
1マス2マス3マス
1マス3マス2マス
2マス1マス3マス
2マス2マス2マス

最初の上が1マスなら、2番目は1〜3マスの3通り。最初の上が2マスなら、2番目は1〜2マスの2通りです。最後の上は、合計が6になる残りの数に決まります。

したがって、この場合は3+2=5通りです。

例えば「1・4・1」だと、2番目の上を終えた時点で、上は合計5マス、右は合計4マス。対角線を越えてしまうため数えません。

⑥ 同じ方法で、残る場合も数える

右が「最初aマス・次bマス・最後cマス」と決まったら、上の3まとまりを次の条件で選びます。

  • 最初の上は、最初の右のマス数aまで進めます。
  • 最初と2番目の上の合計は、最初と2番目の右の合計a+bまでです。
  • 上の3まとまりは、それぞれ1マス以上で、合計6マスです。

例えば、右が「1・2・3」なら、最初の上は1マスだけ。2番目の上までの合計は3マスまでなので、上は「1・1・4」か「1・2・3」の2通りです。

以下の表では、「1・2・3」は3つのまとまりを順に1マス・2マス・3マス進むことを表します。右と上は、実際には交互に進みます。

右の3まとまり条件に合う上の3まとまり道順の数
1・1・41・1・41通り
1・2・31・1・4
1・2・3
2通り
1・3・21・1・4
1・2・3
1・3・2
3通り
1・4・11・1・4
1・2・3
1・3・2
1・4・1
4通り
2・1・31・1・4
1・2・3
2・1・3
3通り
2・2・21・1・4
1・2・3
1・3・2
2・1・3
2・2・2
5通り
2・3・11・1・4
1・2・3
1・3・2
1・4・1
2・1・3
2・2・2
2・3・1
7通り
3・1・21・1・4
1・2・3
1・3・2
2・1・3
2・2・2
3・1・2
6通り
3・2・11・1・4
1・2・3
1・3・2
1・4・1
2・1・3
2・2・2
2・3・1
3・1・2
3・2・1
9通り
4・1・11・1・4
1・2・3
1・3・2
1・4・1
2・1・3
2・2・2
2・3・1
3・1・2
3・2・1
4・1・1
10通り

全部足すと、

1+2+3+4+3+5+7+6+9+10=50通り

⑦ 数え漏れや重複はない?

条件に合う道順は、必ず「右→上→右→上→右→上」の6まとまりに分かれます。右へ進む数を読むと、最初の表の10通りのどれかに必ず入ります。

その中で、上へ進む3つの数が決まれば、道順も1本に決まります。右の分け方や上の分け方が違えば、道順も違います。

また、上の進み方は、それぞれ1マス以上・合計6マスのものから、対角線を越えない条件で全部選びました。

だから、抜けた道順も、二重に数えた道順もありません。答えは50通りです✨

まとめ

5回だけ曲がる道順を、すべて数えられましたか?😊

じっくり考えたあとに答えがそろうと、達成感がありますね。

家族や友だちとも、ぜひ挑戦してみてください!

次の問題にも挑戦

同じ難易度の問題:3体のロボットを見分けて!

★★★★★の問題一覧を見る
難易度から問題を選ぶ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です